ここ最近、歌舞伎界の襲名ラッシュが続く。今回は高麗屋、松本幸四郎が2代目松本白鷗、市川染五郎が10代目松本幸四郎、松本金太郎が8代目市川染五郎を襲名することとなり、2018年1,2月、襲名披露興行となった。2017年1月、新橋演舞場では市川右近の市川右団次襲名披露があり、全国で公演がある。歌舞伎界も新しい世代へと移り行く時期だろう。
今年は中村芝雀の雀右衛門襲名、中村橋之助の芝翫襲名があった。その中で、中村福助の歌右衛門襲名が延期となって3年になる。いつ襲名となるかは歌舞伎ファンたちは気がかりだろう。松本幸四郎としても息子、市川染五郎が43歳、円熟期にさしかかり、そろそろ幸四郎を襲名させ、自ら白鷗を名乗る時期が来たと判断して決断しただろう。国立劇場開場50周年記念として10月から上演している「仮名手本忠臣蔵」第1部の大星由良之助が素晴らしかっただけに、白鷗を襲名する時期が来たとも言えようか。
襲名ラッシュで新しい世代になりつつある歌舞伎界がどんな形で発展するか。その意味でも今回の高麗屋の3代にわたる襲名に注目しよう。
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admin (木曜日, 21 4月 2022 05:45)
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admin (木曜日, 21 4月 2022 05:52)
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