フランスの名指揮者、ジョルジュ・プレートルが1月4日、ナーヴで92歳の生涯を閉じた。パリ・オペラ座音楽監督などを歴任、1988年にはパリ・オペラ座管弦楽団とともに来日、ヴィーン・フィルハーモニー管弦楽団ニューイヤー・コンサートに2008年、2010年に登場、円熟した素晴らしい名演を聴かせた。2010年、ヴィーン・フィルハーモニー管弦楽団とともに来日している。
ニューイヤー・コンサートではシュトラウス一族の音楽から典雅さ、品の良さを引き出し、コクのある演奏を聴かせてくれた。また、マリア・カラスとはビセー「カルメン」、プッチーニ「トスカ」全曲も残している。「カルメン」はカラスの素晴らしい歌唱が聴きものとはいえ、フランス・オペラとしての性格も引き出していた。
プレートルの演奏ではどの程度、フランスものがあるか。残っている演奏がCDとして発売されると、プレートルの再評価にもつながるだろう。今後に期待する。
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admin (木曜日, 21 4月 2022 05:52)
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