メンデルスゾーン・シューマン全曲演奏シリーズを続けるピアニスト、菅野雅紀のリサイタル、第3回はシューマン、アラベスク、Op.18、子どもの情景、Op.15、メンデルスゾーン、アンダンテ・カンタービレとプレスト・アジタート、シューマン、ノヴェレッテン、Op.21であった。(14日 すみだトリフォニー小ホール)
アラベスク、子どもの情景はシューマンの詩情あふれる世界が広がっていく。メンデルスゾーンは歌心、スケールの大きさが調和して、素晴らしい世界を形成していた。
ノヴェレッテン、全8曲を演奏することは大変なことである。一つの一つの性格付け、シューマンの心の揺れをどう表現するかにかかっている。菅野はそれを見事に成し遂げたといっていいだろう。
アンコールはシューマン、花の曲、Op.19、クラーラ・シューマン、6つの性格的小品からノットゥルノ。余韻たっぷりだった。第4回目はどんな組み合わせになるか。
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admin (木曜日, 21 4月 2022 05:50)
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