佐藤俊介、オランダ・バッハ協会管弦楽団によるバッハ、管弦楽組曲、第2番、BWV1067。これはフルート独奏付きの組曲で、フルート協奏曲と言えよう。マルティン・ロートのフルート・トラヴェルソが素晴らしい。
序曲の荘重さ、厳格さ。ロンドのしっとりした歌。サラバンドでの深い歌。ブーレの闊達な主部と歌心に満ちた中間部との対比。ポロネーズは優雅さの中に力強さを秘めている。ドゥブル(変奏)でのフルートの歌の自然さが聴きもの。メヌエットの歌心も素晴らしい。バディネリでの推進力。全体の締めくくりに相応しい。
オランダ・バッハ協会の演奏は高水準の演奏が聴ける。バッハを聴くなら、一聴すべきである。
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admin (木曜日, 21 4月 2022 05:45)
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admin (木曜日, 21 4月 2022 05:48)
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