ハイドン、アンダンテと変奏曲、Hob.ⅩⅦ-6。ハイドンの作品ではよく演奏される作品である。ハイドンは62曲のピアノソナタを残したとはいえ、ソナタアルバムに入っている9曲、晩年のHob.ⅩⅥ-50,51,52のみだろうか。ソナタではアルフレード・ブレンデルがまとまったソナタ集を出したことから、ルドルフ・ブッフビンダー、ローラント・バティックの全集も出るようになった。日本では宮沢明子が全集を出した。
ギルベルト・カリッシュはオーストリアのピアニスト、1973年録音とはいえ、今でも生命力を保っている。音の美しさはさることながら、ハイドンの音楽の本質を突いた名演である。深々とした歌心も聴きものである。ハイドンではよく取り上げられるとはいえ、ソナタもどんどん演奏されるといいとはいえ、どうか。
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admin (木曜日, 21 4月 2022 05:48)
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