調布国際音楽祭、フィナーレは鈴木雅明率いるバッハ・コレギウム・ジャパンによるバッハ、ブランデンブルク協奏曲、第1番、BWV1046、第4番、BWV1049、第6番、BWV1051、管弦楽組曲、第3番、BWV1068によるバッハ・プログラムである。
ブランデンブルク協奏曲完成から300年を記念して第1番、第3番、第4番、第6番を取り上げてきた。改めて聴くと、第1番がホルン主体、第3番が弦楽器中心、第4番がヴァイオリン、リコーター中心、第6番がヴィオラ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ中心で、楽器の特性を生かした作品群であることに気づく。ことに、第6番はヴィオラ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ中心の渋みのある音色の中に暖かみが感じられる作品たることを感じ取った。
管弦楽組曲、第3番の華麗さ、アリアの深さとの調和にも気づく。アンコールでアリアが演奏された時、頷けた。バッハの音楽の多様性の中の深さを改めて感じ取った一時だった。
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admin (木曜日, 21 4月 2022 05:46)
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admin (木曜日, 21 4月 2022 05:48)
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