バッハ・コレギウム・ジャパン、第151回定期演奏会は、大天使ミカエルの祝日にちなんだ秋のカンタータを集めた内容だった。プログラムは鈴木優人のオルガンで前奏曲、BWV757-1、コラール「おお主なる神よ、汝の神なる御言葉」、トリオソナタ第2番、BWV526、フーガ、BWV757-2、カンタータ第47番、BWV47「誰であれ高ぶるものは低くせられ」、第8番、BWV8「愛する御神よ、いつ我は死なん」(第2稿)、第130番、BWV130「主なる神よ、我ら皆あなたを讃えます」(東京オペラシティ コンサートホール)
オルガニストとしての鈴木優人の演奏には円熟味、プログラム構成力も加わり、聴き応え十分だった。ソリストでは、東京芸術大学卒業後、ミュンヒェンに留学、RIAS室内合唱団初の日本人団員となったテノール、吉田志門が日本デビューを飾る好演を見せた。ソプラノ、松井亜希、カウンターテノール、青木洋也、バス、ドミニク・ヴェルナーも好演。
次回、鈴木優人によるモーツァルト、レクイエム、K.626、交響曲第39番、K.543によるコンサートが楽しみである。
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