サンソン・フランソワ ショパン バラード 第4番 Op.52

 1970年、46歳で早世したフランスのピアニスト、サンソン・フランソワのショパン、バラード、第4番、Op.52。大変な酒豪で、麻薬まで手を出していたという。そんな中でもレコーディングを行っていたという。諸井誠によれば、フランソワが亡くなる前、パリに滞在していた時、タクシーの運転手から、フランソワのリサイタルが延期になったと聞き、フランスから帰国後、フランソワのラヴェルピアノ作品全集を買ったら、新聞にフランソワの訃報が出たという。

 フランソワはショパン、ピアノ作品全集も出している。このパラードを聴くと、あまりにもエクセントリックに響くとはいえ、一度聴き出すと忘れられない名演である。この作品の性格を見事に表出した演奏てある。コーダの盛り上がりは圧巻である。歌心、音色も素晴らしい。

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コメント: 4
  • #1

    柴田美恵子 (水曜日, 28 9月 2022 12:31)

    いい曲ですね。私はバラード1番より4番の方いいです。私も早速楽譜を探して練習してみます。

  • #2

    畑山 千恵子 (水曜日, 28 9月 2022 16:01)

    ありがとうございます。

  • #3

    中村 (木曜日, 29 9月 2022 05:19)

    フランソワの2度目の来日の際に東芝でこの曲を録音しました。今後も生まれることがない最上の演奏です。

  • #4

    畑山 千恵子 (木曜日, 29 9月 2022 06:33)

    そうでしたか。ありがとうございました。