務川慧吾 バッハ イギリス組曲 第3番 BWV808

 反田恭平と共に2台ピアノ・デュオを組む、務川慧吾、バッハ、イギリス組曲 第3番 BWV808。第81回日本音楽コンクールで反田恭平と共に第1位を獲得、東京芸術大学からフランス、パリ音楽院に留学。ビアノ、室内楽を終了後、ピアノフォルテ科に在学中である。

 前奏曲の推進力、歌心。アルマンドでの流麗さと歌、サラバンドでの深々とした歌。素晴らしい才能の持ち主である。ガヴォットでのリズム感、歌。ガヴォット2でも淡々と歌い上げていく。ジーグでの推進力も見事である。

 テレビ朝日「題名のない音楽会」で、ラフマニノフ 組曲 第2番 Op.5でも反田と共に見事な演奏を聴かせた。ソロ・リサイタルを聴きたい一人である。