ピアノのジェローム・デュクロ、ヴァイオリンのアレーナ・プロゴスキナ、ヴィオラのヴェロニカ・ハーゲン、チェロのミッシャ・マイヤーによるモーツァルト ピアノ四重奏曲 第1番 K.478。2016年、ソルズベルク音楽祭でのライヴである。
第1楽章。デュクロのピアノが見事。プロゴスキナ、ハーゲン、マイヤーが素晴らしい演奏を聴かせている。歌心も忘れていない。第2楽章。デュクロの歌心たっぷりのピアノがプロゴスキナ、ハーゲン、マイヤーを引き立てていく。プロゴスキナの歌心溢れるヴァイオリンが絶品。ハーゲンもたっぷり歌う。第3楽章。ト長調に変わり、喜びに満ちたロンドとなっている。闊達さ、歌心が調和している。ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロがのびのびとした気分を醸し出し、フィナーレに相応しい。
ソルズベルク音楽祭は、チェリスト、ソル・ガベッタが主宰、スイス、バーゼル、ホッホライン音楽祭が事務局となっている室内楽中心の音楽祭である。詳細は次の通りである。関心のある方は、ご参照いただきたい。
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